腰痛と呼吸の意外な関係|「呼吸が浅い人」は腰痛になりやすい?
2026-08-15 / ブログ
予防, 運動療法
「腰痛と呼吸って関係あるの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
実は、呼吸は単に酸素を取り込むだけではなく、身体を安定させるためにも重要な役割を持っています。
特に慢性的な腰痛でお悩みの方は、呼吸が浅くなっていたり、身体に余計な力が入っていたりすることがあります。
今回は、腰痛と呼吸の意外な関係について解説します。
呼吸には身体を安定させる役割がある
呼吸をするときに中心的に働く筋肉が「横隔膜」です。
横隔膜は胸郭の下にあるドーム状の筋肉で、息を吸うと下がり、息を吐くと上がります。
そして横隔膜は、お腹周りの筋肉や背中の筋肉などと協力して、身体の中心を安定させる働きにも関係しています。
そのため、呼吸がうまくできない状態になると、身体を安定させるために首や肩、腰などの筋肉に余計な力が入りやすくなります。
腰痛の方は「頑張りすぎ」ていることも
腰痛がある方の中には、無意識に身体を固めて動いている方がいます。
「腰を守らなければ」と身体に力が入り、呼吸まで浅くなってしまうのです。
例えば、
胸だけで呼吸している
息を止めるクセがある
常にお腹に力を入れている
肩が上がった状態で呼吸している
このような状態では、身体全体がリラックスしにくくなります。
腰痛を改善するためには、筋肉を鍛えたり柔らかくしたりするだけでなく、「余計な力を抜く」ことも大切です。
深呼吸をするだけでも身体は変わる
呼吸を整えるために、難しいトレーニングをする必要はありません。
まずは楽な姿勢で座り、鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐いてみましょう。
息を吐く時に、肩の力や腰の力が抜けていくことを意識します。
1回に何十分も行う必要はありません。
朝起きた時や仕事の休憩中、寝る前などに数回行うだけでも、「身体の力を抜く」という感覚を身につけるきっかけになります。
腰痛改善は「動かす」だけではない
腰痛というと、ストレッチや筋トレなど「身体を動かすこと」に注目しがちです。
もちろん運動は大切ですが、身体に常に力が入り続けている方の場合は、リラックスすることも同じくらい重要です。
呼吸を整え、身体の緊張を減らし、必要な時に必要な筋肉を使える状態を目指す。
このように身体全体のバランスを考えることが、慢性腰痛の改善につながることがあります。
まとめ
腰痛と呼吸は、一見すると関係がないように感じます。
しかし、呼吸は身体の安定性や筋肉の緊張と深く関係しています。
「腰痛が長く続いている」「身体に力が入りやすい」「呼吸が浅い気がする」という方は、一度ご自身の呼吸にも目を向けてみてください。
腰だけを揉んだり伸ばしたりするのではなく、呼吸・姿勢・股関節・筋肉の働きなど、身体全体を見直すことが大切です。
当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか」という視点から身体を確認し、一人ひとりに合わせた施術や運動療法をご提案しています。
腰痛を繰り返す身体から、趣味や仕事を楽しめる身体へ。
まずは今日、ゆっくり3回深呼吸することから始めてみましょう。