骨盤の歪みは本当に腰痛の原因なのか?
2026-06-24 / ブログ
「腰痛の原因は骨盤の歪みですね。」
このような言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
腰痛でお悩みの方の中には、「骨盤が歪んでいるから痛い」と思い込んでいる方も少なくありません。
しかし実際には、骨盤の歪みだけが腰痛の原因とは言い切れません。
今回は、「骨盤の歪み」と腰痛の関係について、わかりやすくお話しします。
骨盤は少し動くのが正常
骨盤は身体の土台となる大切な部分ですが、完全に固定されているわけではありません。
歩く、しゃがむ、立ち上がるなどの日常動作に合わせて、骨盤はわずかに動いて身体のバランスを保っています。
つまり、多少の左右差や動きがあること自体は異常ではありません。
「歪んでいるから痛い」という単純なものではなく、その人の身体全体の使い方が大きく関係しています。
腰痛の原因は身体全体にあることが多い
慢性的な腰痛の方をみると、骨盤だけでなく次のような問題が見つかることがあります。
股関節の動きが悪い
お尻の筋肉が硬くなっている
背中の柔軟性が低下している
体幹の筋力が弱くなっている
長時間のデスクワークや立ち仕事が続いている
これらが重なることで腰に負担が集中し、結果として痛みが出ているケースが少なくありません。
そのため、骨盤だけを整えても、他の原因が残っていれば腰痛を繰り返してしまう可能性があります。
「歪み」を整えるだけでは不十分
整体を受けた直後は身体が軽くなったと感じる方も多いでしょう。
しかし、数日後には元に戻ってしまうという経験はありませんか?
これは骨盤だけを整えても、日常生活の姿勢や身体の使い方が変わっていないためです。
例えば、足を組むクセや片足に体重をかける立ち方、長時間同じ姿勢で過ごす習慣が続けば、再び身体のバランスは崩れてしまいます。
大切なのは、一時的に整えることではなく、負担がかかりにくい身体の使い方を身につけることです。
根本改善には「動き」を見ることが重要
当院では、骨盤の位置だけでなく、「どのように身体が動いているか」を重視しています。
股関節はしっかり動いているか、体幹は安定しているか、歩き方や立ち方に偏りはないかなど、身体全体を確認したうえで施術を行います。
腰痛は一人ひとり原因が異なるため、その方に合った施術とセルフケアを行うことが、再発予防につながります。
まとめ
骨盤の歪みは腰痛に影響する要素の一つですが、それだけが原因ではありません。
腰痛を改善するためには、骨盤だけでなく、股関節や姿勢、筋肉の柔軟性、身体の使い方など、全身のバランスを見直すことが大切です。
「骨盤矯正を受けても腰痛が改善しない」「何度も痛みを繰り返している」という方は、腰だけではなく身体全体の動きを確認してみることをおすすめします。
本当の原因を見つけることが、慢性腰痛から卒業するための第一歩です。